この記事では、Inner Awaking が大切にしている「呼吸から身体を整える」という考え方を、ピラティスを通してわかりやすく紹介します。
呼吸・姿勢・動きはそれぞれ別のものではなく、身体の中で静かにつながっています。
ピラティスは、そのつながりを感じながら、身体の本来のリズムを取り戻していく運動です。
「ピラティスとは? 結局どんな運動なの?」
— 多くの方が最初に抱くこの疑問に、Inner Awaking の視点からインストラクターが丁寧にお答えします。
ピラティスは、ただ体幹を鍛えるだけのエクササイズではありません。
リハビリから生まれたエクササイズは、呼吸を整え、姿勢を整え、
身体の深い部分にある“本来の動きのリズム”を取り戻していく、繊細な練習です。
忙しい現代では、気づかないうちに身体は「頑張りすぎる筋肉」と
「働かなくなった筋肉」の差が開き、姿勢が崩れ、
呼吸が浅くなり、自律神経も乱れやすくなります。
ピラティスはその偏りをそっとほどいて、
あなたの身体を本来のバランスへ戻していきます。
▶また、特に更年期では、エストロゲンの変動が自律神経の働きに影響するため、
ピラティスのように呼吸や姿勢から整えるアプローチが役立つ場面があります。
この背景については、別の記事で詳しく解説しています。

ピラティスとは?ヨガとの違いも簡単に説明
「ヨガと何が違うの?」とよく聞かれます。
ピラティスは “動きの再教育(Movement Re-education)” と言われるほど、身体の使い方 にフォーカスしたメソッドです。
ピラティスの基本要素
- 呼吸(胸式呼吸)
- 体幹の安定(コアの活性化)
- 正しい骨配列(アライメント)
- コントロールされた動き
ヨガとの違い
- ヨガ → マインドフルネス・静的ポーズ
腹式呼吸を使った動きで、ポーズを決めながら心と身体の調和を目指します。 - ピラティス → 動き・姿勢改善・筋バランス調整
胸式呼吸を使い、動作を繰り返し行い、インナーマッスルを鍛えます。
どちらが良い/悪いではなく、目的が異なります。
▶胸式呼吸と腹式呼吸の役割についてはこちら

ピラティスで得られる効果|姿勢・呼吸・体幹が整う理由

① 姿勢が整う(猫背・反り腰の改善)
ピラティスは“骨の位置を正しい場所に戻す”意識を持って動くため、
凝り固まった筋肉がゆるみ、弱くなっていた筋肉が働き始めます。
PC操作などで固くなった背骨をひとつづつ動かす動作や、
呼吸筋を使って体幹を強くし、自分のアンバランスを意識できる動きなどがあります。

ただ、呼吸と身体がつながってコントロールできるまでに時間がかかるのと、筋肉が動き方を学習するのにも時間が必要ですなので、続ける事が大切です。
② 呼吸が深くなり、自律神経が整う
ピラティスの胸式呼吸は肋骨周りをしっかり動かし、
背骨の動きを引き出しやすくします。
この呼吸法は最初は少し難しく感じますが、すぐに慣れていきます。
私も最初は難しく感じましたが、できるようになると背中まで広がる感覚が気持ちよくなりました。
呼吸が整うと、
・ストレスで浅くなっていた呼吸が戻る
・自律神経の切り替えがしやすくなる
ピラティスでは、呼吸や姿勢、動きの質を整えることで、自律神経のバランスに穏やかに働きかけることを大切にしています。
それは、心の軽さにも繋がるのだと思います。
▶呼吸と姿勢が自律神経に働きかける仕組みについて書いています。

そして、呼吸や姿勢を整える運動は、
気分を高めるためではなく、
「もう足りている」と感じられる身体づくりにつながります。
▶この考え方は、こちらで詳しく触れています。

③ 体幹の安定で「疲れにくい身体」へ
体幹が機能すると、
日常の動き(歩く・立つ・座る)がとても楽になります。
インナーマッスルを動かすことは、意識しないとできません。
呼吸筋を総動員して体幹を安定させてから、
手足を動かして負荷を加えていくことで、鍛えられます。

自分の体幹に、「ねぇ、私の体幹、この重い手足をこんなに動かすけれどたえていられる?この動きはどう?」みたいに身体と会話しながら行うのがおすすめです。
また、呼吸や体幹の安定を重視するピラティスの動きは、
腹部の内圧や自律神経を介して、腸の働きにも間接的に影響します。
④ 痩せやすい身体づくりのサポート
ピラティス単体で急激に痩せるわけではありません。
しかし
「筋肉のバランスが整う → 姿勢が良くなる → 代謝が上がる」
という流れで、自然と体形が引き締まりやすくなります。
特にお腹が引き締まります。

私も太っていたわけではないのに、お腹がでていましたが、続けるうちに引っ込んできました。この効果は比較的わかりやすいと思います。
▶呼吸のインナーマッスルを合わせて鍛える事で体形が変わってくるのです。

マットピラティスとマシンピラティスの違い
マットピラティス

・自重でコントロール力を高める
・お家でも取り組みやすい
・姿勢改善や基礎づくりに最適
マシンピラティス

・リフォーマーなどの器具で補助&負荷を調整
・初心者でも正しい動きが作りやすい
・身体の癖が強い人ほど効果が出やすい
ピラティスはどんな人に向いている?
- 猫背・巻き肩・反り腰が気になる
- 呼吸が浅い
- 身体が硬い
- 運動が苦手
- 肩こり・腰痛を何とかしたい
- 年齢を重ねても軽やかに動きたい
体力に自信のない方ほど向いている運動です。
運動が苦手な方でも大丈夫。
硬くなった身体の癖を見つめながら整えていくと、
自分の身体の変化に気づけるでしょう。

呼吸を意識して小さな動きから始めることで、身体は変化を起こします。
繰り返すことで身体が学習するので、時間はかかるけれど、その変化はあなたの生活を変えるくらいの変化です。
私も膝の不調から解放されました。
▶なぜ小さな動きが良いのかはこちらで説明しています。

猫背・巻き肩・反り腰などの違和感は、
実は「背中の緊張のクセ」として現れることが多いです。
原因の傾向が違えば、整え方の入口も変わります。
今のあなたに近いものを選ぶだけでOKです。
ピラティスの始め方|失敗しない教室選びのポイント
① 少人数 or パーソナルを選ぶ
身体の癖は人それぞれ。
自分ではちゃんと動いているつもりでも、身体の使い方が違っていることがあります。
インストラクターがそれを見つけて、直しながら動くには大人数では難しいと思います。
最初は丁寧に見てもらえる環境がおすすめです。
② インストラクターとの相性を大切に
「説明がわかりやすい」「安心して動ける」
これが長く続けられるポイントです。
③ 続けやすさを重視する
通いやすさ、予約のしやすさも重要。
とにかく続けることが大切です。
ピラティスは10レッスンで気分が良くなり、20レッスンで見た目が変わり、30レッスンで完全に新しい身体になると言われています。
よくある質問
- ピラティスは初心者でもできますか?
-
まったく問題ありません。ピラティスは身体の使い方を一つずつ丁寧に学ぶ運動なので、運動が苦手な人こそ効果を実感しやすい傾向があります。
- ピラティスとヨガはどちらが良いのですか?
-
目的によって選び方が変わります。呼吸や心の落ち着きを重視したい人はヨガ、姿勢改善や身体の動きを整えたい人はピラティスがおすすめです。
- どのくらい続けると効果が出ますか?
-
週1回でも変化を感じる人が多いです。10レッスンで気分が良くなり、20レッスンで見た目が変わり、30レッスンで完全に新しい身体になると言われています。
- ピラティスは痩せますか?
-
急激な体重変化はありませんが、姿勢が整うことで代謝が上がり、自然と引き締まりやすい身体になります。
- マシンとマットはどちらから始めれば良いですか?
-
身体の癖が強い方や運動初心者の方はマシンが始めやすいです。マットは自重を使って姿勢を保持するので、少し難しいですが、手軽に家でできるのがメリットです。
まとめ
ピラティスは、身体を鍛えるためだけの運動ではありません。
呼吸と体幹をやさしくつなげながら、姿勢や動きを内側から整えていくメソッド です。
力で頑張るのではなく、
身体の深層にある感覚に気づいていくことを大切にします。
その積み重ねが、日常の動きや姿勢を自然に変えていきます。
また、ピラティスでは、その日の身体の状態に合わせて呼吸や動きを調整することを大切にしており、一定のリズムを無理に当てはめることはしません。
まずは呼吸に意識を向けるところから。
ピラティスは、自分の身体と静かにつながり直す時間でもあります。
姿勢や呼吸がうまくいかないのは、あなたの努力不足ではありません。
身体が安心して動ける条件が、まだ整っていないだけです。
まずは入口の記事から、呼吸と身体の土台を作り直してみてください。
この記事の内容を、腸・光・自律神経など「身体全体のつながり」として整理したい方は、
「身体は、思っているよりずっと協力し合っている」も入口として参考になります。

