肩こりは呼吸で変わる?背中からゆるめる1分セルフケア

肩こりは、マッサージだけでは変わらないことがあります。
実は「呼吸」と「背中の動き」を整えることで、内側からゆるめることができます。

肩こりがつらくなると、
マッサージや鍼灸院に行ってほぐしてもらう。
そのときは楽になるけれど、
またすぐに戻ってしまう。

そんな経験はありませんか?

私自身も、
同じことを繰り返していました。

頑張りすぎた、忙しすぎた。
だから肩がこるのは当たり前。
動かさないと、そう思って動かしてみても、
なかなか良くならない。

「自分では、もうどうしようもないのかもしれない」
そんなふうに感じることもありました。

▶マッサージしても戻ってしまう理由はこちら

目次

呼吸との出会い

「毎日呼吸をしているのだから、出会うも何も」そう思うでしょうが、
私の体験は、「これが呼吸か!」という体験でした。
そして理屈を学び納得し、その出会いに感謝しているのです。

このひどい肩こりの繰り返しをどうにかしたいと思い、
身体を動かさなくてはとピラティスを始めるのですが、
そこで背中に呼吸を入れることを学びます。

最初は、背中に呼吸を入れる???
意味が分からない・・・。と思っていました。

言葉の理解はできても、いえ、もしかしたら言葉の理解も出来なかったかもしれません。
案の定ちっとも背中に呼吸は入りませんでしたが、
ある日、背中が動いた感覚を体験

仕事へ行く道すがら、家事の合間等々、ふと気づいたときに背中を意識して息をしてみることを3週間ほど続けていました。

背中がミシミシと動き、その存在感を感じたのです。

そして、私の場合、背中が動き出してから
ひどい肩こりはなくなりました。

▶呼吸が身体を変える理由を、もう少し深く知りたい方へ

背中と呼吸の関係

肩こりが続くとき、多くの場合は

・背中が固まっている
・呼吸が小さくなっている

という状態が起きています。

息を吸う時、肋骨が広がって肺が膨らむスペースを広げます。
同時に横隔膜も下がって、胸周りのスペースを広げます。
そうすると、息をたくさん吸う事ができます。

息を吐く時、吐き切るとお腹周りの呼吸筋が締まり、
肋骨が閉じます。

しっかり吸えない、吐けない、いわゆる浅い呼吸だと、
肋骨は広がらず、閉じきれず、肋骨の間の筋肉は固くなります。
お腹周りの呼吸筋も緩みだします。


そうするとますます呼吸は小さくなります。
浅い呼吸が続くとますます背中が硬くなりお腹が緩みという
悪循環の結果
どうにもならない肩こりという形で、
身体からメッセージが届くわけです。

マッサージなどは、外側を緩めてくれます。
でも、肝心な内側は他人が緩めることはできません。
自分の身体の内側から整えるには、
呼吸を意識して整える方法が近道になるはずです。

▶背中が硬くなる形も色々あります。あなたの背中はどのタイプ?
1分でわかるセルフチェックはこちら

呼吸を意識するセルフケア

1分だけ、
背中に呼吸を入れてみましょう。

STEP
背中に息を入れる

まず、目を閉じて、鼻からゆっくりと息を吸います。
吸いながら、背中を意識しましょう。
背中の肩甲骨周りがふわりと膨らむイメージを持ちます。

※背中を意識すると肩が上がってしまう場合は、
次の吐く呼吸で調整します。

STEP
息を吐く

では、息を吐いてみましょう。
もう吐き切れないというところを探しに行くイメージ

吐き切る底を感じた時、
お腹がくッと引き締まるのを感じます。

STEP
息を吸う

また、ゆっくりと鼻から息を吸います。
吐き切った後にゆっくり吸うと、
少し肩の力が抜けていることを感じることができると思います。

この呼吸を繰り返します。

頑張ろうとすると身体に力が入ります。
頑張らなくていいのです。

・肋骨が広がる
・背中が少し動く

手ごたえが無くても良いです。

もしよければ、
このまま一緒に呼吸をしてみませんか?
4分だけ、背中に呼吸を入れる音声ガイドです。

▶ この呼吸の考え方について


また、意識を向けることで、
脳が忘れていた筋肉に、メッセージを送ることができる理由についてはこちら。
▶脳が忘れていた筋肉とは?どうして脳は勘違いをするのかについての記事です。

まとめ

凝り固まった肩や背中、腰までも、
生きていくために意識をしなくてよい呼吸というものを、
意識して動かすことができる特性を利用して、動かす。

肩こりをほぐす呼吸のセルフケアは、
身体を動かす機会が減り、頭を使う事が多くなり、
ストレスを抱える現代人にとっての一つのセルフケアとして、
思い出した時にやってみてることをお勧めします。

呼吸は、いつでもやり直すことができます。
そして、身体は、少しずつでも応えてくれます。


▶呼吸は感情にも影響します

プロフィール

自画像イラスト

櫻井 凛
ピラティスインストラクター

寝たきりから再起。呼吸と身体を再構築する伴走者として

65歳でギラン・バレー症候群を発症し、一時は寝たきりに。しかし、長年培ったピラティスと神経系の知見を自らに注ぎ込み、再び装具をつけて少し歩けるまで回復しました。

現在は「3年後に独歩」を目標に自ら身体を再構築しながら、40代からのしなやかな心身を作るために、呼吸を通して身体と会話しながら整える方法を発信しています。

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