なぜ、この身体でピラティスを伝えているのか

私は現在、装具なしでは歩くことが難しい身体の状態です。

以前のように自由に動くことはできません。
それでも、ピラティスの教室を始めようとしています。

それは、「できるから教える」のではなく、
身体が思うように動かなくなったからこそ、
伝えたいことがあると感じているからです。

この身体になって、身体の感覚や呼吸のこと、身体の声に気づくこと
毎日身体と会話しなければうまく体を動かせない状況が、
私に教えてくれたことだからです。

それは、大きく動けなくても、
言葉や経験を通して伝えることができるのではないかと
感じたのです。

そして、ピラティスインストラクター受講の時に、
目の見えない方にでも、声で身体を動かせるように指導するという、
考え方も後押しをしてくれました。

その思いから、ブログを始め、
「聴くピラティス」という形でも
身体を感じる時間を届けてきました。

目次

身体の不調を感じている人は、とても多い

日常の中で、

・肩や背中のこわばり
・呼吸の浅さ
・なんとなく続く疲れ
・姿勢の違和感

そんな身体のサインを感じている人は、
とても多いのではないでしょうか。

「少し身体を動かしたい」
「整えたい」

そう思っても、

激しい運動は不安だったり、
ついていけるか心配だったりして、
安心して身体を動かせる場所が
見つからないこともあります。

身体は、変えようとしなくても整っていく

私自身、身体の変化を経験する中で、
一つ強く感じたことがあります。

それは、

身体は無理に変えようとしなくても、
声を聞いていくことで、
少しずつ整っていくということです。

人の身体は、もともと
元に戻ろうとする力を持っています。

呼吸が変わると、
姿勢が変わる。

姿勢が変わると、
身体の感じ方も変わっていきます。

ただ、近年思考ばかりが大きくなって、身体がついていけていないと感じることが増えています。
もっと身体を感じる時間があっても良いのではと思うのです。
▶この考え方についてはこちらの記事をお読みください。

身体と「話し合う」ように動く

この教室では、
身体を無理に変えようとはしません。

まずは、
今の身体が何を伝えているのかを
感じることを大切にしています。

呼吸を感じながら、
静かに身体を動かしていくと、身体の中に
少しずつ余白が生まれてきます。

その余白の中で、
身体は少しずつ応えてくれるようになります。

身体に命令ばかりしていくと、身体が固くなることがあるので、
身体と話し合うように動いていく。

そんな時間を大切にしたいと思っています。

教室を始めようと思った、ある会話

この教室を始めようと思ったきっかけの一つは、
家族との会話でした。

私がお嫁さんに、
ブログや「聴くピラティス」のことを話したとき、

「身体を動かしたい気持ちはあるけれど、
家ではなかなかできない。
やっぱり場所があると違う」

と話してくれました。

その言葉を聞いたとき、場所と、言葉による誘導があれば、
身体が動き始めるのを手伝えるかもしれないと感じました。

一人では難しくても、
呼吸を感じる時間と、
身体に意識を向ける場所があれば、

身体は少しずつ
動き始めるのかもしれない。そう思ったのです。

小さく始めて、少しずつ育てていく教室

今は、お嫁さんのお友達にも来てもらいながら、
実際に動いてみて、
感想を聞きながら少しずつ形にしていこうと思っています。

大きなスタジオでも、
特別なトレーニングでもありません。

呼吸を感じながら、
静かに身体を動かしていく時間です。

身体は、いつも何かを伝えています

身体は、
いつも何かを伝えています。

ただ、忙しい日常の中では、
その声を聞く時間が
少なくなっているのかもしれません。

少しだけ立ち止まり、
呼吸に気づき、
身体の感覚に耳を澄ませてみる。

その時間が、
身体を安心させてくれることがあります。

静かに動き、
呼吸に気づき、
身体と少し話し合ってみる。

そんな時間を、
一緒に過ごせたら嬉しく思います。

この考えをもとにした教室については、
こちらのページで紹介しています。

▶ 身体と会話するピラティス教室

プロフィール

自画像イラスト

櫻井 凛
ピラティスインストラクター

寝たきりから再起。呼吸と身体を再構築する伴走者として

65歳でギラン・バレー症候群を発症し、一時は寝たきりに。
そこから、長年学んできたピラティスと身体・神経の知識を自分自身にも向けながら、現在は装具をつけて少しずつ歩く練習を続けています。

目標は、3年後にもう一度、自分の足で歩くこと。

Inner Awakingでは、呼吸と小さな動きを通して、身体と会話しながら整えていく方法を発信しています。

公式LINEでは、必要なときに身体へ戻るきっかけもお届けしています。

目次